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26

Aug

【憂国のモリアーティ】2期は射程圏内? 原作売上&演劇が好調で続編に望み

ストックはほとんど残っていない? 2期の開始時期を予想

出典 : Amazon.co.jp

憂国のモリアーティの2期を占う上で、最も大きな問題はもしかしたらストックかもしれません。

本作の第1期は2クールで放送され、第1クールは5巻の途中まで映像化されました。
これは漫画原作アニメとしては、ごく普通の消化スピードと言って良いでしょう。

一方、第2クールはその続きから14巻まで進みました。
明らかにハイペースでの消化です。

(ただし、あくまで第2クールとしてハイペースだったというだけで、2クール合計で14巻までの消化は異常とまでは言えません。例えば同じジャンプスクエア作品で2クールのアニメ化だった『この音とまれ!』も14巻まで映像化されています)

このペース配分の要因としては、区切りに相応しいエピソード「最後の事件」までを1期で描くためと思われます。
ファンの間でもここまでは絶対やって欲しいという意見が多く、その要望に応える形で消化スピードが早まったのだと予想します。

ただその分、余力はほとんどなくなってしまいました。
2021年8月に最新巻となる15巻が発売されたばかりで、この時点では1巻分のストックしかない状態です。

仮に2期を1クールで制作するにしても、5巻分のエピソードは必要。
原作の単行本は4ヶ月に1冊のペースで発売しているので、最低でも1年半はかかります。
2クールでの制作となると、9~10巻分のストックが必要となるため、3年は待つ必要があります。

1期で2クールの放送だったアニメは、2期以降も2クールで制作されるケースが大半なので、2クールでの制作が基本線となるでしょう。
しかし1クールの可能性もあります。

例えば『魔法科高校の劣等生』は第1期が通常2クール、2期が1クールで制作されました。
また、『文豪ストレイドッグス』の第1期・第2期は実質分割2クールでしたが、続編は1クールで制作されています。
『薄桜鬼』も同様です。

決して数は多くないものの、続編が1クールになるケースは幾つか実例があるので、憂国のモリアーティに関してはストックの状況を考えると1クールの方が妥当と思われます。
よって、もし2期がある場合は2022年発表、2023年放送と予想します。

原作改変は賛否両論?

出典 : Amazon.co.jp

前述したように、憂国のモリアーティはアニメファンから一定以上の評価を得ていましたが、実は原作ファンからは賛否両論だった点があります。
それは、原作改変です。
近年の原作付きアニメは大半が原作に忠実な制作が行われていますが、この作品は結構改変が行われています。

その象徴と言えるのが、アニメ第1話「伯爵の犯罪」。
これは原作にはないエピソードで、完全にアニメオリジナルのストーリーです。

この理由に関して、野村和也監督はインタビューで「モリアーティ3兄弟が普段何をしている人間なのかを、先に見せておきたかったんです」と答えています。
つまり、現在のモリアーティ3兄弟を先に見せることで、まずはキャラを浸透させたかったという狙いだったと思われます。
同インタビューで「原作を知っている方ほど、『あれ?』と感じる部分もあると思いますが、そこはむしろ楽しみにしてもらえるとうれしいです」と仰っており、原作ファンが違和感を覚えるのは折り込み済みでの改変だったことがわかります。

とはいえ、「最後の事件」で終えるために削られたエピソードが非常に多かったこと、それによって各キャラの心理描写も自然と削られ関係性の描写にも影響が出てしまったことは、納得いかないというファンもかなりいるようです。
特に本作の場合、心理描写における関係性の機微や繊細な表現が重要なので、魅力まで削がれたと感じるファンは少なくないはず。
もし2期が実現し、その点のフォローアップが行われる内容になれば、原作ファンの満足度も更にアップすることになるでしょう。

まとめ

人気漫画『推しの子』でも描かれるなど、「2.5次元」はメディアミックスの中でも年々存在感を増していて、今や一大市場となっています。
その2.5次元で好調なのは、今後のアニメ展開における追い風となるでしょう。
2期は十分狙える位置にある作品だと思います!

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