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Apr

今年公開予定のるろうに剣心The FinalとThe Beginningはどうなる!?原作ファンによる見どころを考察

出典:るろうに剣心公式サイト

ファン待望のるろうに剣心実写版の続編がThe FinalとThe Beginningの二部作にて公開されます。今回実写化されるのは原作の人誅編(The Final)と追憶編(The Beginning)。The Finalでは過去の因縁が生み出した最凶の敵、雪代縁との激闘が。

The Beginningでは剣心の十字傷がなぜついたのか、剣心の過去について語られる作品となります。私自身、少年ジャンプ連載当時に夢中になった作品で、思い入れも強い作品ですので公開をとても楽しみにしています。

そんな一ファンの目線にはなりますが、映画の見どころと気になるポイントについてまとめてみました。原作・映画版のファンの皆様、興味はあるけどよく分からないな、なんて方にご覧頂ければと思います。

極力ネタバレをしないように考察していますので、原作を知らない方でも安心して読める内容になっております。

出典:Amazon.co.jp

The Final:人誅編はいったいどうなる?
新キャラ雪代縁への期待

今回の作品で剣心を演じる佐藤健をはじめ、主要キャストについては変更ありません。るろうに剣心実写化が発表された当初は、正直キャストに不安もありましたが過去に公開された作品を見る限りではとても満足できる仕上がりになっていました。

そこで気になるのは、今作で剣心の宿敵として立ちはだかる新キャラの雪代縁。新田真剣佑が演じる縁は公開されているカット、予告映像を見る限り、見た目・アクション共に満足できそうです。あとは剣心へ抱く苛烈な憎しみ、剣術と拳法を組み合わせた“倭刀術”がどこまで再現されるのかが非常に楽しみ。

剣心の奥義、天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)と縁の絶技、虎伏絶刀勢(こふくぜっとうせい)の激突は作中の見どころの一つになるはず。

人斬り抜刀斎へ恨みを持つ同志たち

The Finalでは雪代縁以外にも”人誅”の名の下に東京を襲撃する人斬り抜刀斎へ恨みを持つ敵が登場します。公式HPで発表されているのが鯨波兵庫、乙和瓢湖、乾天門、八ツ目無名異の4人。

それぞれ特徴的な武器や技を繰り出し、剣心と仲間たちを苦しめることになりますが、個人的に気になるのは映画オリジナルキャラの乾天門。説明欄を見る限りでは原作で登場する”戌井番神”に近いキャラクターなのかなと想像されます。

剣術を使う敵が多い中、左之助、安慈同様に素手で闘うキャラクターということもあり、個人的には好きなキャラクターの一人です。逆に残念だったのは外印が登場しないこと。京都編で登場した十本刀の夷腕坊が実はからくり人形でその中身に外印が入っていたという衝撃的設定のキャラクター。

実はこの外印と先程挙げた戌井番神の2キャラクターですが、本来は人誅編のキャラにも関わらず、映画一作目の武田観柳の仲間として既に登場してしまっているのです。設定自体に驚かされる外印ですが、

原作ではその外印こそが剣心を絶望させる為に欠かせないキーマンになるので、登場しない実写版ではどの様にあの衝撃シーンを再現するのかも見逃せないポイントのひとつです。

弥彦の成長

人誅編のもうひとつの見どころとして、弥彦の成長は欠かせないところ。剣の実力も薫から奥義を伝授されることで強くなるのですが、原作ではどんな状況でも諦めない意志の強さという、人間的な部分で大きく成長した姿を見せてくれます。

作品当初は剣心に憧れるやんちゃな子供という印象でしたが、人誅編では一人の立派な剣心の頼れる仲間という印象を与えてくれます。連載当時は私自身、子供だったのであまり弥彦の成長が気にかかることはありませんでしたが、大人になった今、改めて振り返ってみると弥彦が立派に成長していく姿にグッとくるものがあります。

剣心は”不殺”という信念にどう答えを出すのか

人誅編では剣心にも大きな変化が。恵の診断により、今まで飛天御剣流という超人の剣術を使ってきたことや数々の闘いによる負傷で体が実は限界に近付いていることが分かります。京都編までの剣心は誰にでも優しく、正義感と強さを兼ね備えており、薫や弥彦、左之助からも慕われるキャラクターとして描かれてきました。

ですが、人誅編では過去の過ちと向き合うこと、自分以外の周囲の人たちに被害が及ぶことで肉体的にも精神的にもボロボロになっていきます。そしてそんな状態で繰り広げられる縁との最終決戦。その決戦の最中で剣心は”不殺”という信念の下にどうやって生きていくのか、ひとつの答えを示します。

弥彦の様に前に向かって成長していく姿は分かりやすい少年漫画の主人公的な姿です。一方で、今までの主人公然とした剣心が過去と向き合いボロボロになっていく姿は哀しくもあります。ですが、そんなどん底の状態から立ち上がる剣心の姿もまた少年漫画のヒーローの姿なのだと思います。

映画版ではどの様に剣心の心境が描かれるのか分かりませんが、アクション以外の部分の見どころのひとつだと言えます。

出典:Amazon.co.jp

The Beginning:追憶編はいったいどうなる?
剣心の過去、十字傷の秘密

Finalの後に公開されるBeginningでは今まで秘密だった剣心の過去が描かれます。特に剣心のトレードマークともいえる十字傷がなぜできたのか。人斬り抜刀斎として剣心はどう生きていたのか。原作では人誅編の途中で剣心の口から仲間たちへ語られています。

激動の時代に人斬り抜刀斎として生きていた剣心とかつて剣心の妻だった女性、雪代巴。縁と同じ苗字を持つこの巴はどういった人間なのか。

追憶編と銘打たれ、何週にも渡り丁寧に描写された剣心の過去は衝撃的なものでした。結末はハッピーエンドとはいきません。ですが、必死に生きた証として剣心に十字傷が刻まれるシーンにはきっと誰もが引き込まれることでしょう。

雪代巴演じる有村架純はイメージ通り!

原作ファンとして雪代巴が有村架純というのはイメージ通りだと感じました。どこか儚げで影のある巴というキャラクターですが、ビジュアルを見る限り、原作のイメージ通りなのかなと思います。個人的には原作ありきの実写版でこれほどビジュアルを原作に寄せて違和感が無い作品というのは珍しいと思っています。

正直、海外版のドラゴンボールは色々と酷過ぎでしたからね・・・

桂小五郎や高杉晋作、沖田総司など歴史上の偉人達も

江戸から明治へ移り変わる動乱の時代ということで、日本史に出てくる桂小五郎や高杉晋作といった偉人達も出てきます。桂小五郎を高橋一生、高杉晋作を安藤政信、沖田総司を村上虹郎がそれぞれ演じます。

細かなことかもしれませんが、史実上の人物が出てくることでリアリティが生まれ、剣心がなぜ人斬り抜刀斎にならざるを得なかったのか、説得力が生まれると思います。

出典:Amazon.co.jp

何がカットされ、追加されるのか

The FinalとThe Beginningの二本立てで映像化されるにあたり、オリジナル要素やサプライズがあるのかは気になるところ。過去のシリーズを振り返ると上映時間の都合上、キャラが減ったり、なぜそうなったのかという背景をざっくりカットされたりということがありました。

その一方で原作には無い、志々雄と警察の大立ち回りが追加され、残虐性を強調するようなオリジナル要素もありました。先に挙げた通り、外印という重要なキャラクターが既に出てしまっている為、原作の衝撃的なシーンをどうやって描くのか。

何か追加キャラクターが出てくるのか気になるところです。流石にこのシーンは原作ファンとしてカットされないと信じたい!

The FinalもThe Beginningも楽しみしかない

以上、極力ネタバレを抑えた形で、るろうに剣心最終章についての考察をしてきました。本当はもっと語りたいところ、気になるところがたくさんあります。原作ファンとしては「なんでそのキャラクターいないの!?」とか「鯨波の武器ってもっと大きくない!?」とか突っ込みたいところもあります。

ですが、過去のシリーズ作品を見ても分かる通り、ストーリーもアクションも映像化が難しい「るろうに剣心」という作品にも関わらず、非常に高いクオリティに仕上がっています。スカッと爽快なアクションだけでなく、登場人物たちのそれぞれの葛藤も魅力の一つ。

原作を読んで結末を知っていたとしても、どんなアクションや映像で大好きな「るろうに剣心」を見せてくれるのか期待は高まります。公開まで残り少ない時間を色々と考察しながら楽しみに待ちたいと思います。

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