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福山芳樹 ライブレポート

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1991年にメジャーデビューを果たして以降、その力強い歌声で現在でも多くのファンを惹きつける大人気アーティスト福山芳樹。
94年にはテレビアニメ「マクロス7」において主人公である熱気バサラの歌声も担当し、多くのアニメファンの心を掴んだ。
その後も多くのアニメソングを担当し、「日本のアニソングループ」の代名詞といえるJAM projectにも参加。アニメソングアーティストとしてもミュージシャンとしても活躍を続けている。 

そんな福山芳樹のメジャーデビュー30周年を目前に控えたLIVEが2020年11月23日に開催された。タイトルは「もうすぐデビュー30周年 予告編ツアー2020」。

会場である新宿ReNYにはソーシャルディスタンスが保てる最低限の人数が収容され、同時にライブの生配信も行われた。
スペシャルゲストとしてマクロスΔの劇中音楽ユニット「ワルキューレ」の美雲・ギンヌメールの歌唱を担当したJUNNAも登場。各方面から大きな注目が集まった。

ライブ開始と同時に響き渡ったのは高橋洋樹とのコラボ楽曲、手洗いの大切さを歌った「洗え!」だ。未曾有の2020年に対してストレートに、改めて手を洗うことの大切さを歌ったこの楽曲。直球なメッセージを言葉にし心に響かせる、それができるのも福山の力強い歌声があってこそ。そんな今年らしいメッセージをのせた楽曲をBGMに暗闇の中で舞台へ。眩しいライトに照らされた瞬間に披露したのが「Oh Yeah!」、立て続けに披露したのが「突き進めMY LIFE」。力強い歌声が会場に響き渡る。その声に乗せて届けられた様々な想いや前向きなメッセージが、観客のハートをガッチリと掴む。

ここで福山芳樹本人から改めて挨拶。会場内のファンに来てくれたことへの感謝を伝え、会場に来れなかったファンに向けてこう語りかけた。

「皆さんは家で、床が抜けるぐらいジャンプして、思いっきり歌ってください。」会場に来ることができないファンに対しても、会場にはない楽しみ方を味わって欲しい。そんな福山からのメッセージだ。
これに続いて、世界中でこのライブ配信が見れるとのことに対して福山がフリップで世界中のファンに現地の言葉で挨拶を行った。少し戸惑いながらも各国の言葉での挨拶を行う福山の茶目っ気に、力強い歌声とはまた異なった魅力が感じられた。

「動物の曲をいってみたいと思います。」先程のMCから引き続き、彼のお茶目なが垣間見える曲紹介。福山本人からの猫を真似た振り付けの説明もあり、その中で披露したのが「猫に聞け」。可愛らしいタイトルと茶目っ気たっぷりの曲紹介とは裏腹に、力強いイントロが奏でられる。そこにのせられるエネルギッシュな力強い歌声、それでいてメッセージは非常にポップで可愛らしい。この両方を見事に宥和した楽曲は、福山ならではの境地と言えるだろう。
そして、続けて披露されたのがこれも動物の歌。福山が飼っている鳩の歌である「ようこそニッポントウキョウ地区へ」。さらに続けて同じく動物の歌である「水玉のカバ」披露した。

そして次の曲、マラカスとタンバリンを用意して各々の楽器への思い出を語りながら「こんな人生を送れたらいいなと思っています」と言いながら演奏したのが「Mr.アップルヘッド」。優しい音色に乗せた、とある心優しい男の生き様をの歌だ。これに続いたのが福山本人が大ファンであるビートルズの足跡を辿り、それに触発されて作った「LONDON MAGIC」。続けて「夜が来て 明日が始まる」。優しい楽曲と混ざり合い、その中でも一際の存在感を表し続ける福山の歌声。実に多様な魅力に溢れる彼の楽曲達が次々に奏でられ聴く人々を魅了し続けたのだった。

ライブも中盤戦、ここで本日のスペシャルゲストであるJUNNAがステージに登場。

歳の離れた二人がお互いに緊張し、距離感を探りながらの交流をする。しかし、歌い始めればそんな遠慮は消し飛び、お互いの魂をぶつけ合うパフォーマンスがそこにはあった。最初に披露した楽曲は「マクロス7」の挿入歌として福山が歌った「REMENBER 16」。同じマクロスシリーズというアニメを通じて世代も生い立ちも違う二人の声がしっとりと混ざり合う。
続けて、JUNNA側の楽曲「魔法使いの嫁」オープニング「Here」。福山BANDの生演奏にのせて歌われることでこの曲にこれまでとは違った輝きが与えられた。

二曲を終えて福山からJUNNAへの誕生日プレゼント。大先輩から突然のプレゼントに驚きと感動を表すJUNNAのはにかむ姿、それに釣られてたどたどしくMCを進める福山。そこにはアーティストであると同時に一人の人間である彼らの魅力があった。そしてコラボパート最後に披露しされたのは福山が歌唱を担当した熱気バサラの代表曲「マクロス7」から「突撃ラブハート」。
これまでのコラボ曲とは異なる激しいこの曲で、二人の発する熱量がフロアと配信先の視聴者を圧倒した。
歌唱終了後、スペシャルゲストであるJUNNAを送り出し、しっとりとしたナンバーを歌い上げる福山。曲名は「月のささやき」。

ここでバンドメンバーの紹介があり、キーボードを担当する横田昭、通称「ぽんちゃん」の誕生日祝いもなされた。バンドメンバーによる美しいコーラスでお祝いと、プレゼントとして血圧計が進呈された。「体調に気をつけて、これからも末長くロックしてください」とバンドメンバーへの福山からのの心遣い。感激のあまり言葉を失う横田の姿が非常に印象的だった。
そしてここから改めて、長年連れ添ってきたバンドメンバーだからこそできるパフォーマンスが続く。一曲目に披露したのが「複眼」。曲中で多様な展開がなされる、福山の魅力を一つの一曲に凝縮した一曲だ。そこから福山がHUMMING BIRD時代の一曲「海をこえて」を披露。そして立て続けに「BINBO BIZZARD」と「ゼロになれ」が演奏され、声を出すことのできない会場の観客に対して手拍子や動作でのコールアンドレスポンスを作るなど限られた条件の中での一体感が演出された。
コールアンドレスポンスを行いながらもおもむろに子供用の帽子を被り始めるバンドメンバー達。ベースである森田哲朗に対して福山から「何か歌ってよ」とのフリを受けて「プライマリースクールキッズロックンロール イエロースクールバス!!」との掛け声から披露されたのが森田哲郎の楽曲、「きいろいスクールバス」。続いてキーボードである横田昭も一曲を歌い上げる。そして福山の「ねここしゃん」にて、この熱いメドレーが締めくくられた。

その後福山が次の曲の準備、通称「バサラギター」に持ち替えてラストナンバーに入る。演奏前に会場に「歌わないでくださいよ!!」と念押しをし、その前振りから鳴り響くイントロは「マクロス ダイナマイト7」オープニング「DYNAMITE EXPLOSION」。声を上げて叫びたくなるこの一曲、会場にいた全ての人が、気兼ねなくコール&レスポンスを行える日が来ることを心から願っただろう。そしてラストナンバー。「今日は皆さんの声が聞けません。それでも心の中で、大声で歌ってください。」と話し、配信用カメラに向かって「皆さんは大声で歌ってください」と話した福山。透明感のある声で歌い上げる締めの一曲は「ANGEL VOICE」だった。

歌唱終了後、「ちょっと待っててください!!」と言葉を残し一度舞台上から姿を消す福山をはじめとしたバンドメンバー達。余韻浸る間もなく、ライブTシャツに身を包みあっという間に戻ってきた彼らは、改めて会場に向けて「歌うなよ!!」と宣言し「武装錬金」オープニング「真っ赤な誓い」披露した。声を上げたいところを必死で堪え、必死に握り拳を天に掲げる観客の姿が非常に印象的だった。
そして福山は最後の一曲を前にこう語った。「折角の配信なのですが、枯れ果ててしまいました。こんな時もあるんだよ。でも、熱気だけは伝わったと思います。皆さんのおかげでです。ありがとうございます。」久々の観客の前でのライブ、これまで通りとはいかないことに忸怩たる思いもあったであろう。それでも熱気を全力で届け、フロアからの熱を全身で受け止める姿が非常に印象的だった。
今すぐ会うことができなくても、またいつか集まってライブができる日が来るはず。そんな思いを、この曲に託したのだろう。ラストナンバー「この空の下に君がいるから」。

そして最後に「みんなで、恒例に尾写真を撮りませんか!!」と福山から一言。観客との集合写真をおさめて今回のライブの締めくくりとなった。

優しい人柄と、その純粋な眼差し。伸びやかなハイトーンで魂を奮わす「ROCK」
福山芳樹という、一人のアーティストとしての魅力の詰まった最高のライブだった。
真の30周年記念ライブの時には、観客全員で声を上げて迎えられることを期待してやまない。

<レポート 一野大悟><編集 片桐貴文>

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