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アニメも大好評の『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』より、主人公カタリナを囲む4人のイケメン男性陣を大特集！
彼らの中で誰がカタリナを射止める可能性が高いか、その魅力を踏まえ徹底検証します！

ジオルドは本命？

出典 : © 山口悟・一迅社／はめふら製作委員会 : TVアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』公式サイト

『はめふら』は乙女ゲーム「FORTUNE LOVER」の世界における悪役令嬢ポジションのカタリナ・クラエスに転生してしまった主人公の女の子が、攻略対象ポジションのイケメン男性陣やその身内の女性、本来の主人公ポジションのマリアといった面々との交流をきっかけに運命を変えようとするお話です。
悪役令嬢は主人公の敵でありゲーム内の悪役ポジションなので、最終的には悲惨な目に遭うのがお決まり。
「FORTUNE LOVER」も例外ではなく、ハッピーエンドルートを辿ると主人公とヒーローが結ばれる裏側で悪役令嬢は国外追放されてしまい、バッドエンドルートに至っては死亡する設定になっています。

その破滅ENDを回避するために奔走するカタリナにとって、最初の関門となったのがジオルド・スティアートの存在です。

蒼井翔太（あおい しょうた）さんが声優を担当しているジオルドのゲーム内設定は、カタリナの婚約者でソルシエ王国の第三王子。
しかしゲームのシナリオではカタリナには興味を示さず、最終的にマリアと婚約するハッピーエンドを迎えるか、嫉妬からマリアを刺そうとしたカタリナを返り討ちにして殺すバッドエンドを迎えるルートしか用意されていません。
つまり、ゲームのシナリオのままだとカタリナは破滅してしまうのです。

そこでカタリナは、悪役令嬢という本来の役割は捨てて、マリアをイジめないようにしようと考えますが、それだけでは不十分だと判断します。
何故ならジオルドは、爽やかな正統派王子様といった表の顔だけでなく、腹黒でドSな裏の顔を持ち合わせているキャラ。
彼がマリアと結ばれたいと願えば、婚約を解消するためにカタリナを貶める事も十分にあり得るのです。

ジオルドから逃れるためには、剣術や魔力を鍛えて有事の際に自分の身を自分で守れるようにすべき……と考えた幼き日のカタリナは、自身の属性である土の魔力を高めるべく農業に勤しみます。
すると、「魔力を高める為に土を耕す」という周囲からは奇行にしか見えないカタリナの行動に、ジオルドは強い関心を抱き、ゲームのシナリオからは自然と外れていきました。
その後、カタリナに好意を抱くようになったジオルドは、本来の腹黒ドSキャラに成長することなく、正統派イケメンキャラとしてカタリナの婚約者ポジションを保持し続けています。

恋愛ゲームにおいて、婚約者というポジションは必ずしも本命とはなり得ません。
むしろ当て馬になるケースの方が多いくらいです。

しかしジオルドの場合、かなり有力なフラグを立てています。
実は主人公が交通事故で死亡しカタリナに転生する前の日に、ジオルドルートを攻略しているのです。
よって、主人公にとって最も縁のあるキャラであり、彼がカタリナを射止める確率は【30％】と予想します。

キースは真面目すぎて厳しい？

出典 : © 山口悟・一迅社／はめふら製作委員会 : TVアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』公式サイト

柿原徹也（かきはら てつや）さんが声を担当するキース・クラエスは、カタリナの義弟です。
クラエス公爵家の分家コールマン子爵家の当主と娼婦の間に生まれた子供で、周囲から冷遇されて育った人物という設定になっています。
「FORTUNE LOVER」のシナリオにおいては、悪役令嬢であるカタリナも彼に冷ややかな態度で接していたようです。

そのため、ゲーム内におけるキースは愛情に飢えた幼少期を送り、その反動で女癖が悪い男になってしまいました。
そして、マリアがそんな彼の孤独を埋めたことで、2人は恋に落ちるという展開です。

しかし主人公がカタリナに転生した世界では、ご多分に漏れずカタリナにとって破滅エンドしかないキースルート突入を回避すべく、キースとマリアが恋に落ちないよう画策。
義弟が孤独にならないよう、いっぱい構ってあげようと決意します。

その結果、キースはカタリナに懐き、やがて恋心を抱くようになりました。

義理の姉弟（兄妹）というポジションは、恋愛ものにおいてはそれほど勝率が高くありません。
しかも彼の場合、カタリナの影響を色濃く受けたことで真面目で優しい青年になったのはいいのですが……女性向け作品において真面目で優しいキャラはむしろ負けフラグ。
現状、キースがカタリナと結ばれる可能性はあまり高くはないでしょう。

ただし、彼は読者・視聴者からの人気が高く、男性陣ではトップの好感度を獲得しています。
この人気が反映された場合、キースENDを迎えるかもしれません。
よって、彼がカタリナを射止める確率は【20％】と予想します。

アランはコンプレックが仇に？

出典 : © 山口悟・一迅社／はめふら製作委員会 : TVアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』公式サイト

鈴木達央（すずき たつひさ）さんが声優を担当しているアラン・スティアートは、ジオルドの双子の弟です。
しかし髪の色が違うので区別は付きやすく、性格も全く違います。

アランは幼少期から何でも完璧にこなすジオルドと常に比較され、彼に対して強いコンプレックスを抱いていました。
その一方で病弱だったことから過保護に育てられ、甘えん坊の傾向も見受けられる「俺様王子」。
しかし、マリアによって弱い自分を肯定されたことをきっかけに殻を破り、ジオルドを無理にライバル視するのをやめ、自分らしさを大事にするようになります。

「FORTUNE LOVER」内シナリオにおいて、そんな彼とカタリナの接点は、実はほとんどありません。
アランルートはカタリナがお邪魔キャラになるのではなく、アランの婚約者であるメアリ・ハントがマリアのライバルキャラとなっています。
よって、アランルートではカタリナが悲惨な末路を辿ることはありません。

しかし、転生カタリナがうっかりゲーム内のアランのセリフをパクってしまった影響で、メアリがアランよりカタリナを慕うようになり、アランが一方的にカタリナをライバル視するようになります。
その後、カタリナがジオルドの弱点（蛇）を教えたことで関係は良化。
以降、両者は成長後も悪友のような関係性を保ち続けています。

ジオルドへの劣等感が早い段階で薄れたことで、アランとメアリのフラグはほぼ折れていますが、カタリナとの恋愛フラグも立たず、ヒーローレースには出遅れた印象が否めません。
彼がカタリナを射止める確率は【5％】と予想します。