シスターヒロインに求められる要素とは？

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エリーゼというヒロインの最も特徴的な部分は、修道女という点です。
つまり、シスターキャラですね。
ファンタジーアニメでは比較的見かける機会がある属性で、他作品では『とある魔術の禁書目録』のインデックス、『炎炎ノ消防隊』アイリス、『僕は友達が少ない』の高山マリア、『ハイスクールD×D』のアーシアなどが該当します。

ここに挙げたキャラだけでもそうですが、アニメに登場するシスターは必ずしも聖女もしくは聖女的な性格とは限りません。
エリーゼやアイリスのように聖女らしいキャラもいれば、インデックスやマリアのように幼く無邪気な子もいますし、『BLACK LAGOON』のエダのような暴力シスターまでいます。
『荒川アンダー ザ ブリッジ』のシスターに至っては女性ですらありません。

元々シスターというのは固定観念が強固な属性で、恐らくほとんどの人が「シスター＝清純で優しくて落ち着いた女性」というイメージを抱いていると思われます。
だからこそ、その先入観をあえて避け、またギャップを求めて聖女タイプとは異なるキャラも一定以上生み出されているのです。

一方で、宗教的な職種のため登場できる作品が限られることもあり、シスターキャラの絶対数は決して多くはありません。
こういった事情から、イメージが固定化されている割に王道のシスターキャラは意外と少ないのです。

そのため、正統派シスターであるエリーゼは「シスターはこれでいいんだよ」と多くのアニメファンに支持される可能性がかなり高いと想定されます。

そしてもう一つ、彼女の特徴であり魅力でもある巨乳という点も見逃せません。

シスターキャラはその清純なイメージから、あまり性を感じさせない方向でデザインされることが多いのか、巨乳キャラは少なめ。
パンツシスターとして知られるアーシアのバストサイズは82ですが、巨乳キャラが多いHDDの中では寧ろ小サイズの部類ですし、インデックスやマリアは言うに及ばず。
アイリスは「かなりの巨乳」と紹介されているように巨乳ですが、彼女とエリーゼを含めてもごく少数しかいないのが現状です。

よって、修道服を着た巨乳のヒロインはそれだけで希少価値の高い存在。
これもエリーゼがアニメファンのハートを射止める可能性が高い理由の1つと言えるでしょう。

まとめ

この『八男って、それはないでしょう！』という作品は一夫多妻が常識の世界なので、たとえ本妻であっても圧倒的な勝利ヒロインという訳にはいきません。
実際、本作にはエリーゼとそれ以外のヒロインで明確な格差はなく、中には愛人でありながら存在感を見せるキャラもいます。（主人公が愛人を作るラノベ自体極めて稀ですが）
そのため、彼女の聖女としての輝きは連載が進んでも健在ですが、嫁が増える中盤以降はどうしても出番が限定されてしまいます。

アニメではそこまでは進まないと思うので、メインヒロインらしい彼女の活躍が見られることになるでしょう。
きんモザのシノやHDDのレイヴェルなどの役で知られる西さんがエリーゼをどう演じるのかも楽しみですね！