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『ダンベル』『わたてん』を生んだ動画工房ってどんなアニメ会社? 全作品をまとめてみた!

出典 : Amazon.co.jp

2010年代に数多くのヒット作を生み出したアニメ制作会社・動画工房についてまとめました!
会社の歴史や特徴、そしての『ゆるゆり』『野崎くん』『わたてん』『ダンベル』など全テレビアニメ作品をご紹介します!

動画工房は45年以上の歴史を持つ老舗

出典 : Amazon.co.jp

動画工房というと、2010年代にたくさんのヒットアニメを輩出した会社なので、歴史が浅いと思われがちですが……実は1973年7月11日に設立された、45年以上の歴史を持つ老舗なのです。
日本のアニメーションの礎とも言われる株式会社新日本動画社出身の漫画家 兼 アニメーター・古沢日出夫さん、『バビル2世』『銀河鉄道999』などの作画を担当したアニメーター 兼 演出家の石黒育さんが中心となり、有限会社動画工房を設立。
石黒が初代社長を務め(現在は相談役)、設立初年度から『侍ジャイアンツ』の制作に参加し、その後も『ナウシカ』、『ラピュタ』『魔女の宅急便』などのジブリ作品、『ポケットモンスター』『ドラえもん』など数多くの有名作品に制作協力(下請け)という形で携わってきました。

1980年代~1990年代は主に劇場版の制作協力を行っていましたが。2000年代に入るとテレビアニメへの参加が増え、『とっとこハム太郎』『鋼の錬金術師』『交響詩篇エウレカセブン』などの作品に参加。
そして2006年7月11日、TYOグループ傘下となって株式会社に登記を変更し(2009年に離脱)、現在の社名となりました。

2000年代中盤より元請制作へ本格参戦

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動画工房が初めて元請制作を行ったのは、1988年発売のOVA『宇宙家族カールビンソン』です。
その後は再び制作協力を中心に受け持っていましたが、2005年にゴロヴニン事件解決後200周年記念事業として企画されたアニメ『嘉兵衛の海』、2006年にOVA『Memories Off #5 とぎれたフィルム THE ANIMATION』と元請制作の作品を手がけ、2007年には初の元請制作のテレビアニメ『Myself;Yourself』を制作。
以降、元請制作会社として毎年テレビアニメを手がけるようになります。

そして2009年、『ゆるゆり』の大ヒットによって動画工房の名前はアニメファンの間で一気に広まり、その後も数多くのヒット作を輩出したことで、日本を代表するアニメ制作会社の1つとなりました。

得意分野は日常アニメ

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動画工房は設立当初から古沢さんや石黒さんの作画力の高さに定評があり、彼らが一線を退いてからもその特徴は受け継がれ、ほとんどの作品で作画乱れがなく、「動画工房なら安心して観ていられる」というアニメファンからの信頼を勝ち取っています。

そんな動画工房が得意とするジャンルは、日常アニメです。

『ゆるゆり』でのブレイク以降も『月刊少女野崎くん』『私に天使が舞い降りた!』『ダンベル何キロ持てる?』などのヒット作を輩出していますが、そのほとんどが日常アニメ。
原作を上手く補填し、動きにメリハリを付け、時に大胆なアレンジや独自のコーナーを設けるなどして、退屈させない作りにするのが特徴ですね。
「このシーンをこんなヌルヌル動かすのかよ!」と視聴者にツッコまれる事も少なくありません。

生産力も高く、特に2013年以降は年間平均4作以上のテレビアニメを作っており、ほぼ毎クール動画工房の作品がテレビで流れています。
他の会社との共同名義で制作することは滅多にありません。

一方でオリジナルアニメは少なく、ほとんど原作付き。
日常アニメがあまり映画化しないこともあってか、元請で劇場アニメを手がけることもほとんどありません。
そこまで有名ではない原作をチョイスし、ヒットさせるところも特徴です。

スタッフの特色としては、太田雅彦監督、藤原佳幸監督、山﨑みつえ監督の起用が目立ちますね。

ここからは、動画工房が手がけた元請制作のテレビアニメ33作品を全てご紹介します!

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