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Sep

【鳩子のあやかし郵便屋さん】妖怪が通販!?現代に適応しすぎた妖怪たちと郵便少女の日常系4コマ【おすすめ漫画】 #鳩あや

女の子妖怪が可愛い!

本作に登場する人型の妖怪はほとんどが女の子の姿をしています。(男の娘含む)
先ほど紹介した妖怪はもちろん、「枕返し」や「垢舐め」といった妖怪も、見事に可愛い女の子になっています。

これは作者の雪子先生の『ふたりべや』から見られる百合イメージを、そのままスライドさせているのではないかと思います。
登場キャラを女の子にすることで、妖怪でもポップで柔らかい印象を受けますね。
4コマでもワイドに描いているので、その分繊細になってビジュアル面でとても読み応えが出ています。

キャラクターの中で注目はやはり猫又・ここねでしょう。
お姉さんの姿と猫らしいツリ目がミステリアスでたまらないです。
鳩子が好きで好きでたまらない独占欲の強いここねと、常に温度低めな態度の鳩子の関係性は見ていてほっこりするし面白いです。

話の一つに「ヒモ?私は鳩子のネコよ」という台詞があるのですが、ここは百合作家・雪子先生らしい表現ですね。
これだけでは普通に”猫”という意味になりそうなのですが、その直後に鳩子が「誤解を招くよ」と言うだけで百合好きは反応してしまう会話になってしまいますね!
こんな時でも平常通りな気だるい感じの鳩子の態度もまたいい感じです。

妖怪が通販するものとは?

本作は鳩子が妖怪たちが注文した物を届けるのが主な内容ですが、妖怪たちは何を頼んでいるのでしょう?
大体は妖怪それぞれの必需品だったりします。例えば口裂け女は「特注サイズのマスク」、河童は「高級海苔」、九尾狐は「高級油揚げ」といったように、非常に分かりやすいです。

しかし、中には現代に順応してしまったことで突然変異し、正反対な物を頼む場合もあります。
雪女は”現代の寒さに耐えられない”ということで「こたつ」、枕返しは”潔癖症が悪化”して「ゴム手袋」と、こういうのを見ると妖怪も大変だなって思いますねw

ちなみに郵便の代金はというと、基本的に「物々交換」になります。
鳩子は商品を届ける代わりに妖怪から物を貰います。これも妖怪の個性が出ているので注目してみてください。

鳩子とここねの関係は?

本作は鳩子とここねの日常を中心にコメディタッチに描いています。
しかし、その中で時折見せる二人の秘密を匂わせる場面があり、それが普段と対照的に描かれていてしんみりするんです。

「なぜ、鳩子は普通の人間と違って妖怪を見ることができるのか」
「なぜ、ここねは鳩子と一緒にいるのか」

そういった謎も少しずつですが、日常の中で描かれていきます。
妖怪は人間が存在を意識することでそこにあり続けることができ、妖怪にとって人間は必要な存在です。
そんな人間と妖怪、鳩子とここねの関係性にも焦点が当てられている本作は、間違いなく妖怪モノ作品と言えますね。
くすりと笑えて少し切なさのある、読んでいると心が穏やかになる作品です。

まとめ

一言で「妖怪モノ」と言ってしまえばホラー感のある作品を想像してしまいそうですが、この作品はそんな要素が一切ありません。
しっかり妖怪について知ることができ、その上可愛いキャラクターではありながら、妖怪としての魅力が十分に伝わるものになっています。
雪子先生によって滲み出る百合要素もあるので、「もののけ好き」「日常系」「百合好き」にオススメできる作品です。

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