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Sep

【ポケモン】ポリゴンは被害者!アニメ史の残る事件ポケモンショックまとめ #ポケモン

ポケモンショック

ポリゴンを語る上で忘れてはいけないのが「ポケモンショック」という事件。一部では「ポリゴンショック」と呼ばれ、ポリゴンが悪者扱いされることもありますが、事件の詳細を見るとポリゴンは被害者と言えるでしょう。
そのため、今回は「ポケモンショック」として詳細を紹介していきます。

ポケモンショックの概要

ポケモンショックが起きたのは、1997年12月16日に放送されたアニメ『ポケットモンスター』第38話「でんのうせんしポリゴン」です。
物語の舞台は電脳空間。主人公のサトシたちがポリゴンの力を借りて、コンピューターの内部で起きた問題を解決しようとするという内容です。
電脳空間を表現するために「パカパカ」「ストロボ」「フラッシュ」といった表現技法が多用されました。
ちなみに「パカパカ」とは赤と青の光を高速で反転させる技法です。この3つ技法はインパクトがあり、印象的な画面を作り出すことができますが、視聴者への刺激が強いという特徴があります。
38話ではこの技法が使われた部分が25ヵ所あり、どの部分も1秒以上連続で使用されていました。
これを見た一部の視聴者が、吐き気やめまいなど光過敏性発作の症状を訴え、約200人が入院。
当時の厚生省が「光感受性発作に関する臨床研究班」、郵政省が「放送と視聴覚機能に関する検討会」を発足するほど大きな話題となりました。

事件後

ポケモン関連の番組は中止されましたが、ポケモン以外でも同様の症状が起きていたことが判明し、1998年4月16日に放送再開。
放送再開までに寄せられたポケモンに関する意見は約3000件。その中には批判的な意見もあったようですが、全体の約7割は放送再開を望む意見でした。ポケモンの人気の高さを思い知らされますね。
放送再開後、ピカチュウの10万ボルトなど刺激の強い光量は修正されましたが、38話だけは修正できず。38話は現在も欠番扱いで、当時録画していた人から見せてもらう以外に鑑賞方法はありません。
「テレビを見る時は部屋を明るくして離れて見てください」「フラッシュ点滅にご注意ください」というテロップがありますが、ポケモンショック以後に作り出されたものです。
実はギネス世界記録にも認定されていますが、その内容は「最も多くの視聴者に発作を起こさせたテレビ番組」というもの。悲しい世界記録ですね。
海外のアニメ『ザ・シンプソンズ』や『サウスパーク』には、テレビを見て発作を起こすというパロディ的な内容が含まれたものがあります。

ポケモンショック後のポリゴンの扱い

ポケモンショック後のポリゴンの扱いは全ポケモンの中でもかなり不遇です。劇場版でワンカットのみ登場しただけで、基本的にアニメには登場しません。
進化系であるポリゴン2やポリゴンZも同様です。スタッフはいつになったらポリゴン一族のことを許し、アニメに登場させるのでしょうか。
38話の内容を見れば分かるのですが、ポリゴンはゲストポケモンという扱いでした。
ポケモンショックの原因はピカチュウの電撃とロケット団の攻撃です。ポリゴンは直接的に関わっていません。ただ、タイトルにポリゴンという名前が入っていただけ。
アニメシリーズのメインキャラであるピカチュウやロケット団。今後は出さないというわけにはいかず、ゲストポケモンだったポリゴンが犠牲になりました。
タイトルのせいで事件の加害者と思われがちなポリゴンですが、どちらかと言うと被害者と言えるでしょう。

事件前にポリゴンの本が発売されていた

出展 : Amazon.co.jp

ポケモンショックが起きる2週間前の1997年12月1日には『またあそぼうね ポリゴン』という本が発売されています。今となっては何とも皮肉なタイトルですね。
ポリゴンはみんなと遊ぶことができるようになるのは一体いつなのでしょうか。

まとめ

今回は「ポケットモンスターシリーズ」に登場するポリゴンとその進化系、ポリゴンに関する事件について紹介しました。
ゲームには登場し続けているポリゴン。事件以降アニメに登場していませんが、テレビの歴史を作った立役者になったポケモンと言えるでしょう。
再びアニメに登場する時が来ると良いですね。

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