出展 : （c）サイコパス製作委員会 : アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」

2019年1月から公開される新作映画『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』に備え、過去の物語を総まとめ！
アニメ1期、2期、劇場版第1弾に加え、他のメディアミックス企画についてもご紹介します！

新作映画『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』はスピンオフ3連作

塩谷監督よりコメントが届いております！『ようやく新作を発表出来た事をとても嬉しく思います。SSから始まるPSYCHO–PASS・新プロジェクト。其々の物語から再び時間は動き始めます。是非ご期待下さい！・・・そして、その先の未来も＿＿。』 #pp_anime pic.twitter.com/ZF5o0kDqlJ

— PSYCHO-PASSサイコパス 公式 (@psychopass_tv) 2018年3月8日

2012年～2014年に放送され、大きな反響を呼んだ人気アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』が映画になって帰ってきます！
本作の映画化は2015年公開の第1弾『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』に続いて2度目。
この第1弾劇場版は興行収入8億5,000万円を記録するヒット作となり、「Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2015」で脚本賞、劇場作品賞を受賞するなど高い評価を得ました。

今回の劇場版は『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』というタイトルで、2019年1月より3作連続での公開が予定されています。
3作いずれも過去シリーズに登場したキャラクターをフィーチャーしたスピンオフ的な物語で、1作目「罪と罰」は霜月美佳（しもつき みか）と宜野座伸元（ぎのざ のぶちか）の物語。
2作目「First Guardian」は須郷徹平（すごう てっぺい）と征陸智己（まさおか ともみ）、3作目「恩讐の彼方に＿＿」は狡噛慎也（こうがみ しんや）のストーリーが描かれます。

なお、『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』は、あくまでも『PSYCHO–PASS』新プロジェクトの一つとのこと。
この3作を経て、テレビ2期および劇場版第1弾の主人公・常守朱（つねもり あかね）がメインキャラとして登場する新作が発表される可能性が高いと思われます。

その新プロジェクトおよび映画公開を記念して、これまでの『PSYCHO-PASS サイコパス』をおさらいします！

『PSYCHO-PASS サイコパス』の世界観

出展 : Amazon.co.jp

『PSYCHO-PASS サイコパス』は、一世を風靡した大ヒットドラマ＆映画『踊る大捜査線』で知られる本広克行監督の構想を元に、塩谷直義監督およびProduction I.Gが制作したアニメ作品です。
キャラクター原案に『家庭教師ヒットマンREBORN!』の天野明さん、脚本に『魔法少女まどか☆マギカ』の虚淵玄さん等を迎えたアニメ1期は、2012年～2013年に放送され大ヒットを記録。
タツノコプロが制作を担当し、シリーズ構成に冲方丁さんを迎え翌2014年に放送された2期を経て、2015年には劇場版が公開されました。

そんな本作の特徴は、独特の世界観です。

舞台となるのは、人間の心理状態および性格傾向を数値化し、犯罪係数（サイコパス）を測定する人工知能「シビュラシステム」が導入された2112年の日本。
事件が起こる前に「事件を起こす可能性を秘めた“潜在犯”」を取り締まり、ストレスのない理想的な人生を送ることを掲げた管理社会の是非を、取り締まる側である公安局刑事課一係の視点で描いています。

シビュラ導入の背景には、世界経済および秩序の崩壊があります。
新自由主義経済の始まりによって貧富の差が拡大し、紛争・犯罪が激化して各国の情勢が不安定となる中、日本はエネルギーおよび食料の自給自足に成功したことを皮切りに、海外の紛争が国内に多大な影響を及ぼすことを懸念し「鎖国」を決断。
国内経済を安定させるために「職業適性考査」を行い、それを発展させシビュラの開発へと乗り出しました。

そのため、元々シビュラは犯罪者予備軍の割り出しというよりは「国民それぞれの適性・能力の解析」や「理想的な精神状態の保持」を目的としたシステムだったようです。
本作の舞台となっている2112年の日本ではシビュラに依存した社会が構築されていて、職業選択や治安維持はもちろん、交際や結婚といったパーソナルな事項さえもシビュラによる適性判断の対象となっています。

人工知能に支配されるディストピアを描いた近未来SF。
『PSYCHO-PASS サイコパス』はそんな世界の物語です。