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コミック百合姫で連載中の4コママンガ『私に天使が舞い降りた!』のテレビアニメ化を記念して、過去に放送された百合アニメを大特集！
「ほの百合」「濃百合」など、百合成分の濃度や表現の過激さを基準に分類し、それぞれカテゴリー別にまとめてみました！

『私に天使が舞い降りた!』のアニメ化に象徴される百合の地位向上

2018年6月、コミック百合姫で椋木ななつ先生が連載する『私に天使が舞い降りた!』のテレビアニメ化が決定しました！
本作はオタクで人見知りの大学1年生・星野みやこ（ほしの みやこ）が、妹の友達の小学5年生女子・白咲花（しろさき はな）に一目惚れし、なんとかお近づきになりたいと奮闘するコメディ作品です。

同じコミック百合姫で連載されている『ゆるゆり』のアニメ1期・2期を手掛けた動画工房が制作を担当。
『ゆるゆり なちゅやちゅみ!+』助監督の平牧大輔さんが監督を務めます。

百合姫からのアニメ化作品は、今回の『私に天使が舞い降りた!』でなんと7作品目。
2017年夏～2018年春には毎クール百合姫の作品がテレビアニメとして放送されるなど、百合というジャンルは業界において欠かせない主要ジャンルの1つになっています。

特にこの『私に天使が舞い降りた!』のアニメ化は、百合の地位向上を象徴する出来事と言えます。
というのも、このマンガはただの百合作品ではなく、「おねロリ」を題材にしているからです。
2018年夏に放送されている『ハッピーシュガーライフ』、秋に放送される『うちのメイドがウザすぎる！』に続いての快挙です。

かつてニッチなジャンルだった百合から派生ジャンルが生まれ、更にその派生ジャンルの中から相次いでアニメ化作品が生まれるという事実。
今や百合は、アニメ業界の主力ジャンルの1つと言っても過言ではありません！

一言で「百合」と言っても中身は様々

上記のように、今や百合は1つのジャンルで収まるものではなく、細分化され数多くの派生ジャンルを生み出す巨大カテゴリーとなりました。
「百合であればなんでもいい」というものではなく、百合の中でも選り好みされる時代なのです。

恋愛を題材にした作品の中にも、「誰と誰がくっつくか」「いつ告白するか」などが主題となっているライトなラブコメから、生々しい性描写を売りにしている大人向けの作品まで、多種多様なジャンルが存在しているように、百合作品も描写の過激さや百合表現の濃度などによってターゲットとなる層が違ってきます。
一言で「百合」と言っても、その中身は千差万別。
そこで今回、百合作品をカテゴリー別に紹介していきます。

日常モノが多い「ほの百合」

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「百合アニメ」「百合作品」と呼ばれているタイトルの中には、百合要素はあっても百合そのものを題材とはしていない作品が多々あります。
女の子同士の友情だけを描いていても、視聴者や読者の中にはそれを百合と感じる人もいるのです。
感じ方は人それぞれなので、その解釈自体を否定することは誰にもできません。

とはいえ一般的なカテゴライズでは、女の子同士の友情だけで百合作品と呼ぶのは難しいでしょう。
ただし、例えば「女性キャラの中に、明らかに友情以上の感情を女性に抱いている子がいるお話」であれば、それは百合要素のある作品と言えます。
こういった作品を便宜上、“ほのかな百合”や“ほのぼの百合”を略して「ほの百合」と呼ぶことにします。

ほの百合の範疇にあるのは、主に以下のような作品です。

・ご注文はうさぎですか？
・きんいろモザイク
・NEW GAME!
・Aチャンネル
・ひだまりスケッチ
・のんのんびより
・ストライクウィッチーズ
・響け！ユーフォニアム
・とある科学の超電磁砲
・魔法少女まどか☆マギカ

いわゆる「きらら系アニメ」の多くがこのカテゴリーに属しています。

ほの百合アニメの特徴は、百合を主題にしていないため、あまり深く考えずに楽しめるところです。
「同性愛」というと、どうしても重いテーマになりがちですが、ほの百合アニメの場合は男女の恋愛モノとほぼ変わらない感覚で観ることができます。