熾烈なサバイバルレースに勝ち残れるか？

週刊少年ジャンプにおける連載継続のバロメーターは、アンケートの結果に大きく影響される「掲載順位」だと言われています。
掲載順位が高い（雑誌の前の方に載る）ほどアンケートの結果が良いという、読者にもはっきりとわかる基準があるのです。

昔のジャンプは「アンケート至上主義」と言われるほどアンケートの結果を重要視していたそうです。
例えば『To LOVEる -とらぶる-』のようなお色気シーン満載の作品の場合、単行本売上は十分でアニメ化もされるほどの人気作であってもアンケートでは苦戦しやすい傾向にあり、そういった作品が別の雑誌に移る……なんてこともありました。

しかし近年はそこまでアンケート重視ではなく、コミックスの売上がより重要度を増しているという話もあります。
ジャンプ作品だからといって、掲載順が全てではないようです。

前置きが長くなりましたが、『アクタージュ』の掲載順は連載当初から中盤くらいが多く、いわゆる「打ち切りライン」より上になっています。
そして重要な単行本売上に関しては、5月に発売された第1巻に重版がかかるなど、上々の結果を残しています。
少なくとも3～4巻で終了ということはないでしょう。

「次にくるマンガ大賞 2018」へのノミネートで注目度も上がっており、このまま人気が上昇し続ければ、単に連載の継続だけでなくメディアミックス展開も期待できます。

まとめ

ジャンプの新作は常に「打ち切られるか生き残るか」が話題になり、この『アクタージュ』も連載当初はその話題が多かったように思います。
しかし1巻が発売される頃にはそういった話も一気に少なくなり、今では内容・絵・人気がどこまで伸びるのかという話題の方がずっと多いんじゃないでしょうか。
それくらい、大きな可能性を感じさせる作品だと思います！