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11

Jul

【アクタージュ】ジャンプ期待の新星は主人公と作画の成長物語!?【おすすめマンガ】 #アクタージュ

成長し続ける作品

『アクタージュ act-age』は、週刊少年ジャンプで連載されているマンガ作品で、原作はマツキタツヤ先生、漫画は宇佐崎しろ先生がそれぞれ担当しています。

主人公は女優志望の女子高生で美しい容姿を持つ夜凪景(よなぎ けい)
自身の経験や役柄の内面を擬似的に追体験する「メソッド演技法」を習得している、天才肌でかなり変わった女の子です。
そんな彼女が、金銭的に無欲のため無名ではあるものの世界三大映画祭全てで受賞した経歴を持つ映画監督・黒山墨字(くろやま すみじ)と出会い、女優として、そして人間として成長していく物語が描かれています。

そしてこの作品には、もう一つの成長物語があります。
それは画力です。

1話の時点で本作は、作画の面での注目は決して高いとは言えませんでした。
しかしほんの数話の掲載で、みるみる内に人物・背景ともに向上し、華のある絵になっていきます。
1巻収録の範囲だけでも、その成長は明らかです。

主人公の急成長と、画力の急成長。
『アクタージュ』はこの2つを同時に楽しめる稀有な作品となっています。

強烈な「エゴ」を持つキャラクターたち

この作品におけるキャラクターたちは、それぞれ独自のエゴを隠そうとしません。
俳優にしろ映画監督にしろ、クリエイターならではの強い自我を持っていて、それを作品づくりや自己主張の際にぶつけ合っている感じです。
その為、読者の中には「この場面でこんな事言うんだ」とか「なんでこんな顔するかな」といった感じ方をすることもあるみたいですね。

例えば1巻収録の3~4話では、エキストラの役割で参加している景が自分のエゴを出し、「町民A」に徹しきれずに脚本を無視し、悪役の役者に跳び蹴りを食らわせてしまいます。
彼女が変わり者の高校生であることを考慮したとしても、かなり突飛な行動です。

この景の行動は彼女なりの理由があり、作中でも説明されています。
それでも読者には賛否両論でした。
実際、なにかとキッチリすることが求められる現代のマンガというよりは、一昔前のマンガのような荒々しさのある展開のように感じられました。

ただ、その荒々しさは決してマイナスではありません。

無味無臭の行動しかしないキャラクターや作品にはアンチはつきませんが、同時にフックもありません。
賛否両論を招くような行動が読者に「俺はいいと思う」「私には理解できない」といった議論をさせて、作品の活性化に繋がることもあります。
まして本作はキャラクターたちが強いエゴを持つことに必然性があるため、一定の理解を得る土壌は整っていると言えるでしょう。

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