ヒソカ（HUNTER×HUNTER）

出典 : Amazon.co.jp

ヒソカは『HUNTER×HUNTER』内のみならず、数多のアニメ・マンガのキャラの中でも際立って狂気が前面に出たキャラクターです。
彼もまた幼少期にどのような人物だったのかはわからないので、サイコパスであると断定は出来ませんが、その可能性は高いと言えます。

ヒソカの「気まぐれで嘘つき」な性格、そして獲物を狩ることに性的興奮を覚えている点はサイコパスの特徴に一致しています。
また罪の意識が低い点、他人の命を軽視している点もまた同様です。

また、サディスティックである点、独占欲の強さ、過去を見直すことがない点、飽きっぽい点もサイコパスらしさを支持する特徴と言えます。

夜神月（DEATH NOTE）

出典 : Amazon.co.jp

『デスノ』の主人公、夜神月は自身の理想のために平気で他者の命を奪う点がサイコパスらしいと言われています。
実際、デスノートの使用については当初こそ葛藤がありましたが、すぐに躊躇なく使用するようになりました。
罪の意識が弱いという点、また常に嘘を吐いている点はサイコパスの特徴と一致します。

反面、彼の場合は元々犯罪行為に対して軽視していたとは言い難い人格が認められます。
父親が警視総監で、彼自身も正義を遵守する存在に憧れを抱いていたように描写されており、どちらかというとデスノートに魅入られてしまった後天的な殺人鬼と言えそうです。

そういう意味では、サイコパスとは言い難いのではないでしょうか。

高遠遙一（金田一少年の事件簿）

出典 : Amazon.co.jp

『金田一少年の事件簿』の主人公・金田一一にとって最大の宿敵である“地獄の傀儡師”高遠遙一。
彼は犯罪者またはその予備軍を言葉巧みに操り、殺人鬼に仕立て上げることに特化した人物と言えます。
サイコパスと呼ばれる要素は十分にあると言えるでしょう。

しかし彼の場合、少年期のエピソードが「高遠少年の事件簿」で語られており、行為障害に該当する問題行動は起こしていなかったと推認されます。
よってサイコパスである可能性は低く、反社会性パーソナリティの別の一群と思われます。

まとめ

猟奇的、狂気が前面に出たキャラクターがサイコパスと言われがちですが、実際にはそうとは限りません。
とはいえ、言葉は時代と共に意味を変えていくもの。
既に「サイコパス」はもっと世俗的で身近な言葉になっているのかもしれませんね。